1:12 12 2010

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「戦後世界経済史」 政治と経済は切り離すことが出来ない。近代になればその傾向はさらに強い。それ故に、近代史を経済の観点から読み解いていくと様々な史実がより分かりやすい、そんな本だった。ベルリンの壁がなぜ作られたのか、これに関しても戦後ドイツの高度なインフレと、西側、東側、それぞれの暫定統治国の経済政策の違い、西側統治国のインフレ対策の一環として異なる通貨の導入決断が結果的に東側の反発を招き「壁」の建設に繋がっていったなど、感覚的に理解しやすい。自由と平等が相克しあってしまうという民主主義の大きなテーマに対して、教育水準の高い地域(国)ではその相克の度合いが抑制的である点も知りえてよかった。 教育は本当に大事だと思う、生涯学習はもっと政治のテーマにあげてよいのではないか。場当たり、対処療法的な政策より、国をあげての教育への取り組みのほうが、結果として強い経済にも繋がっていくと思う。

5.67km   31'44"   5'35"/km   361 kcal
膝はいつもどおり、痛む。
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