1:25 07 2011


振り返ると、とても美味。本当は、この一皿に、サラダ、ワイン、パン、ぐらいが大人なのかな。
あと、モンサンミッシェルも一皿追加。。




「貨幣が世の中の価値観を転倒させた」、別にマルクスに傾倒しているわけでもないし、資本論をバイブルとしているわけでもない。でも、貨幣の誕生が価値観を大きく変えたと言う主張には、見るべきものはあるような気もする。商品の物々交換の時代には、ものの価値と言うものが大前提にあり、それが自然と物事の本質へと目を向かわせていた。しかし貨幣の誕生によって、自分の有するもの(価値)と相手の有するもの(価値)との相対的な価値観のバランスが崩れてしまったような気がする。貨幣を積めば、こちら側の価値観以上のものが得られる世の中になった。貨幣のない時代では、優れた人物は師となり、そこから何か学びたい意志のあるものはその人物の師弟となり仕える。きわめて自然な形と思う。しかし、貨幣が生まれ、貨幣の力により師弟が師を使役する逆転現象すら可能に成った。不自然が成立する世の中に生まれ変わったといえなくもない。
広い意味で、現代の雇用関係も同じなのかな、絶対君主的な貨幣が間に介在して雇用されることで、使う側と使われる側の相対的な価値評価は不問なものと成ってしまっている。。。 こんなことを、かえる道々考えていた。。。