1:20 03 2011




the sun hasn't set yet, we'll rise above again

会見を見て、ひどく胸を打たれた。消防に従事する人々は、常に「人を救う」という次元で活動をしている、これは「人を守る」という次元よりも、さらに純粋で高貴なものだ。会見に臨んでいた消防の総隊長、隊長の言葉を聴いてそれをひしひしと感ぜずにはいられなかった。大震災で日本は間違いなく大変な状況だ。そして立て直しは日本にいるわれわれ自身が行わなくてはならない。ただ、少しずつ世の中が変わりつつあり、成熟した社会へ向かう可能性も出てきているような気もする。街中で見る節電への取り組みも、何かこれまでと違ったものを感じる。自分の直接の経験の中でも感じたことがあった。先日、電車内で降車時にベビーカーを上手く降ろせない女性に対して、とっさに手をさしのべて助けに入った人が、自分を含めて4人もいた。こんなに多くの人がとっさに助けに回る、こんな経験は今までない。自覚と責任感、そして優しさが社会に芽吹き始めているのであれば、この気持ちは自分も含めてみんなが忘れないようにしなくてはいけない。


今日のラン
10.13km     51'39"      5'06" min/km    645kcal
公園はキンモクセイの香りがだんだんと強くなってきた。風は強い一日だったが、追い風でのランニングは何度味わっても不思議な感覚だ。走っても走っても前面からの風が感じられず、真空の中に、次の瞬間に起きる神秘的な何かを追い求めているような、そんなすべるような走りになる。その浮遊感とともに、風という外界との接点が薄れ、全てが曖昧になっていくころに、また徐々に風を感じ始める。そしていつものランニングに戻っていく。。